2013年05月29日

ハッチ、ありがとう

 何からお話しましょう。


 私が今この世で一番愛してる男、私を誰よりも愛してくれた男、ハッチが5月23日に亡くなりました。



 ブログのコメントで今まで応援してくださった方、コメントなくとも心飛ばしてくださった方、励ましのメールくださった方、本当にありがとうございました。


 


 院長から「覚悟しておくように。」と言われてから約3ヶ月、ハッチは毎日病気と戦っていました。腎不全のほかにも歯が悪くなって鼻水出てたり、目をこすりすぎて傷付けたり、発作起こしてふら〜っと倒れてしまったり・・・と、満身創痍でした。



 動物病院の犬なので、「はい、注射注射!」「はい、薬薬!」と治療はすぐできますが、病気自体を消せるわけではないのですよね。食がどんどん細くなり、痩せていく一方でした。ほぼ毎日のように体重測定して、


「おお!今日は減ってない!」


と喜んだり、


「昨日より10g減ってるよ。」


と落ち込んだり。


 
 あ、もちろんハッチの前では体重減ったときでも「体重減っちゃったね〜。ごはんもっと食べようね〜。」とそれはそれは甘い声で言ってましたけどね。






 

 なるべく体重落とさないよう落とさないよう、実は毎日、水のほかに食事は好きなカリカリ+好きなカリカリをふやかしたもの+缶詰の3種類出してました。甘やかしてると言われようが呆れられようがちょっとでも体重が落ちるのを防ぎたかったので。



 日に日に痩せていく姿は、とてもとても心が痛かったです。それでも「ハッチ、戦いの日々」(http://ahtlucita.seesaa.net/article/343247120.html
)の記事で宣言した通り、ハッチの前ではずっとニコニコしてましたよ。でも帰り道泣いたりしてね。慰めてくれる人誰もいないけど。





 
 大嫌いな注射や補液も、最初すごく怒っていたのに、途中から観念したのか、一瞬暴れるだけになっていました。もちろん私が保定するときに限りですが。





 そんな中、実は私、5月初めに入院手術していた時期があり、4日間病院空けてました。ハッチに会えない日はとてもとても長かったです。毎日トリマーさんにハッチの様子を聞くメールをしていました。もちろん手術当日も。全身麻酔で手術だったので、渡された入院計画表が1週間入院になっていたのに、



「すみません、4日!4日で帰らせてください!」



と先生に言って出てきましたから。しかも、その足でそのまま、ハッチに会いに行ってました。






 私が入院中は「食べてますよー。大丈夫ですよー。」のメールをトリマーさんから貰ってましたが、私が退院してすぐ、寝てる時間が長くなり、食事を私の手からしか食べなくなりました。そしたらもう、自分が休みであろうがなかろうが、病院来るしかないですよね。仕事のあと出掛けても必ず戻ってきてハッチが寝るまでそばにいました。





 清潔マンだったのでおしっこするときだけ辛うじて立ち上がってましたが、5月15日過ぎた頃から、もうひとりで歩けなくなっていました。発作なのか、一瞬ふら〜っと倒れる頻度も高くなってきました。




 5月19日の日曜日までカリカリのごはんは数粒食べていました。その日まで頭だけはなんとかふらふらと上げられていました。




 それから、5月20日以降、完全に寝たきり状態になってしまいました。もう別れのときが近いのは誰が見ても明らかです。院長も、


「今晩もう危ないね。」


と言いました。残された時間はごくわずか。



 もうすぐ命の灯火が消えようとしているハッチに対して私ができることといえば、床ずれできないよう寝返りさせてあげることと、声を掛けながらそばにいることだけでした。



 5月22日、私の休みの日でしたが、もちろん出勤。



 呼吸は落ち着いてましたが、目はうつろで寝てるんだか起きてるんだかわからない状態。休憩室にタオル何枚も敷いてハッチを寝かせ、その横に毛布敷いて私も一緒にごろごろしてました。5月23日の午前3時近くまで。


 途中うるさいくらい、


「ハッチ!ハッチ!」


と声を掛けると、しっぽがわずかにパタッ、パタッと動いてました。



 あとでそのことをトリマーさんに言ったら、


「え!?しっぽ??動けたの??」



と、とても驚いてました。意識がほとんどなくても、私の声が届いたようでした。




 それから、お風呂入りにいったん帰宅。新聞配達の人たちが動き出す時間ですね。再び、身支度を整え、出勤。




 ハッチの下に敷いてたタオルも上に掛けてたタオルも一糸乱れておらず、



「ほーーーっ」


と一瞬気が抜けたところで、ハッチをじーっと見ると、胸が上下していませんでした。



「え?え???え!!!寝てるんじゃないの??ハッチ!ハッチ!!」





 まだ温かいんです。さっき見たときと全く体勢変わってないんです。目半開きで寝てるみたいな顔してるんです。それでも、心臓は止まっていました。体温がまだ高かったので私が来たとほぼ同時に亡くなったようでした。







 5月23日・・・朝大号泣、昼棺桶の箱にハッチ寝かせつつ大号泣、夜いろいろ思い出して大号泣。普段人前でもひとりでもほとんど泣かないのに、3年分くらいの涙が一日で出ました。




 トリマーさんが、



「ハッチの大嫌いなことしてあげよう。」



ときれいにしてくれました。



「まともに口元触れたの初めて・・・!」




・・・私以外の人に対しては・・・まぁ、ワルでしたから・・・。



 


 5月24日午前、霊園さんにお迎えにきていただきました。棺桶には院長からと訓練士さんからとトリマーさんからと私からの花束。花が大量でハッチの顔が埋まってしまうほど。ほかに、好きなごはんとおやつを入れてあげました。






 今、この記事を書いているのは5月25日から26日にかけての時間帯です。涙で顔ぐちゃぐちゃなので一旦切ります。



 27日、再開。





 ハッチと出会った日のこと、鮮明に覚えています。捨て犬だったハッチ、院長がハッチと名前をつける前、


「あんたの家どこなの?」


と、リードと首輪つけて動物病院の周りをぐるぐるぐるぐる一緒に歩いた姿も鮮明に覚えてます。





 



 ハッチのことを知ってる飼い主さんが出棺のときたまたま来院してて、私が号泣していると


「ハッチそばにいるよ。○○さん(私)のそばにずっといるよ。」


と言ってくれました。

 


 今はもぬけの殻の犬舎一番奥の下段・・・ハッチの定位置。見るたびに心が締め付けられます。



 楽しそうに散歩する姿。昼寝中の私のおなかに飛び乗って一緒に寝てた姿。時間に正確で夜7時に鳴きだす声。ぴよぴよひよこのようなか細い、遠慮がちに鳴く声。本当は気が小さいくせに、私の前でだけは強がって私を守ろうと必死な姿。真っ白な私の騎士様。



 鮮明に覚えています。




 当たり前のこと、当たり前の毎日、普通に過ぎていく日々がどれほど大切か、私は失う前に気付きました。この一ヶ月、朝からハッチが寝るまでほぼ毎日のように職場に居座ってましたから。


 後悔はないです・・・と言ったら嘘になります。もっとベタベタしてれば良かったな〜とか、一緒に旅してきれいなものを見せてあげたかったな〜とか、夜中は家に連れて帰ってまた一緒に出勤すればよかったな〜とかいろいろ思うことはあります。でも、お互いとても大切に思ってて、愛し愛されていたのは間違いない、と自負しています。





 9年と3ヶ月、長いような短いような、そんな月日。


 私をいつも笑顔でしっぽパタパタ振って迎えてくれてありがとう。


 私をいつも支えてくれてありがとう。


 今はまだ心の大部分を持っていかれたような感覚だけど


 おねぇちゃんは頑張るよ。



 天国で見守っててね。



 天国で、うちのわんこ、スズ、ジジが待ってるから、みんなと仲良くするんだよ。




 

 本当に本当にありがとう。





20130114140637.jpg
2013年1月14日 雪の日のハッチの足跡

 


 ここまでお読みくださった方、ありがとうございました。いつまでも悲しんでいたらいけない、とわかっていても悲しいものは悲しいですよね。立ち直るまではまだまだ時間が掛かりますが、これからもAHTとして頑張ります。




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 記事の追記に、ハッチ最後の写真を載せます。続きを読む
posted by Lucita at 14:09| 埼玉 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 職場の居候 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする



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