それでも、
「おとうさんのそばにいたいの」
「おかあさんの手に抱かれてたいの」
「おにいちゃんともっと遊びたいの」
と、いう顔をして自ら命を落とすコなんて誰ひとりいません
『「自殺」という選択肢はなくなるんじゃないかしら?』
なんて思う、今日この頃。(まとまった
小さい男の子がいるご家庭で、もうすぐその子はお兄ちゃんになります。そのお家にはミニチュアダックスフントちゃんがいるのですが、実は、正直このコの命はもう長くはないだろう…と誰もが思っていました。
しばらく入院していたのですが、院長と飼い主さんと話し合った結果、
「お家で面倒見てあげましょう。」
…ということになりました。そのときには、かなり痩せてしまって、水は自分で飲めても、食事は自分では全く食べられない状態でした。しかも、なんとか流動食を強制的に食べさせてあげてましたが、目線はうつろで、手足に力が入らない状態でした。
お母さん(飼い主さん)は妊婦さんで、旦那さんはお仕事で、色々大変なのですが、できる範囲で毎日通っていただいて、治療しようということになりました。そのコが退院するときは、私も目が潤んでしまいましたし、飼い主さんも泣いてました。最初の頃は、
『明日も会えますように…』
と、願いつつ、ハラハラする毎日を送っていました。今も毎日体重を測って、毎日そのコの顔を見ています。
-----そして私は「奇跡」を見ました。
なんとそのコの体重が増え始めたのです
「これ試してみてください
と、色々ご指示申し上げましたが、気に入って食べてくれる缶詰が見つかったのです。もちろんそのおかげだけでなく、飼い主さんの献身的な努力・愛情(&我々の治療)がそのコをここまで回復させたのだと思います
私はそのコが来る度に、
『○○家のうちのコで良かったね
と、心の中でつぶやいていたのですが、今日、診察室の裏で、
「奇跡だ
と騒いでました。(笑)
どんなにどんなに頑張っても
今現在も通院中です。お母さんは出産のため、(人の)病院
伝えたい想いを文章で表すのは、とても難しいですね




